日記20171217

今日は、朝起きたら、パリパリの日だった。
パッキパキで、目の奥が痛くなるような青い空が、小さな窓を一色にしていた。
鉛の液体が脳、首、肩に詰まっていた。
急激な気圧の上昇による症状だと直感した。
いや、それは言い訳かもしれない。
週末の仕事の悩みが、次の日が月曜だという日曜の朝、鬱となって吹き出したのだろう。

数学の本を読み、ノートに計算を書いても、落ち着かなかった。
整域を同値類に分けて、体にすることができる。素イデアルによる剰余環は、整域であり、体ではない。
体にするには、極大イデアルが必要だ。しかし、整域という条件さえあれば、体は作れるのだな、
と考え、字を書いても、焦燥感が増すばかり。

確かなこと、価値ある事実がつかめていない気がする。
こんなときは、外に出て散歩をするに限る。
スーパーの地下にある1000円カットへ、散髪に行った。
「髪はすきますか?」
「はい。」
ハゲが丸見えになったので、失敗したなと思った。

コンビニでスパゲッティを買い、テレビ「ザ・ノンフィクション」を見ながら食べた。
そんな冬の一日だった。