国立近代美術館 熊谷守一展覧会

奥さんと一緒に国立近代美術館の熊谷守一没後40年の回顧展に行ってきた。
東京駅の丸善が入っているオアゾがある出口から出て、徒歩で東京メトロ大手町駅に行った。
大手町からは、東西線で竹橋まで一駅だ。
東西線に乗る前に、地下のドトールで軽く食べた。
奥さんは、レタスドッグと黒ごまのマシュマロラテを注文し、
僕は、チーズのパンとオレンジジュースを頼んだ。
奥さんは、レタスドッグのソーセージをマシュマロラテに沈没させていた。

熊谷守一は、わりと好きな画家だ。
知っていたとおり、抽象化された、動物や風景の絵が多かった。
一見すると何の絵なのかわからないほど抽象化された絵の方が、
絵本のようにわかりやすくデフォルメされたものよりも、
より高尚な感じがしてよいと思った。
例えば、熊谷がシベリアで見たという乾いたような茶色い風景の中央に
赤や緑、白といった色の布のようなものが墓標のように描かれている
絵があった。
また、地味な茶色の画面で、ピンク色の亀が水から人間のペニスのように
顔をだしている絵や、これまた、おなじみの、茶色の画面で、
カッターで短く切れ込みをズッズッズッと入れたような
一本線の小魚の小群が泳いでいた。

そんな絵をずらずらと眺めた後、MOMATコレクションを見た。
ロバート・フランクの写真「青い空」に感動した。
モノクロ写真で窓の中の花を撮ったもので、その窓に
雲が写っていた。

また、チンポムのカラスが後ろから追っかけてくる映像作品が
とても印象的だった。
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